ヘルペスは悪化する前の治療が大事

ヘルペスはもし症状が悪化して水疱が破れてしまうと、そこにタオルや食器が触れるだけで簡単に身の回りの大切な人たちに感染してしまいます。また、ヘルペスウイルスの治療薬は早めに飲まなければ効果が落ちてしまいます。ヘルペスの代表的な治療薬は、抗ウイルス薬のバルトレックスやゾビラックスです。これらの薬はウイルスのDNA合成を抑制する薬なので、DNAを作ってウイルスが増えようとしている、まさにその時に服用するのが最も効果的なのです。その時期を逃さないためには、患部がピリピリ、チクチクするような感覚が出てきたときに早めに受診しましょう。早めに受診すれば、それだけ症状も早く治り、だいたい1週間程度で落ち着きます。
ただ、ヘルペスウイルスは再発しやすいのが厄介なところ。特に性器ヘルペスは再発しやすく、一旦治ったと思っても約6割は1年以内に再発し、多ければ年に6回以上再発してしまうことも少なくありません。現在、そのように再発が著しい場合は、バルトレックスによる再発抑制療法が保険適用で認められています。再発抑制療法は、バルトレックスを毎日飲むという治療法です。それにより、症状が現れる前にウイルスを抑制し、治療期間は再発を少なくします。バルトレックスを飲み続けることで潜伏しているウイルスの数も減らしていけるので、再発の回数も徐々に少なくなっていくことが期待できます。
また、口唇ヘルペスの場合は、再発したときに市販薬で対処することも可能です。バルトレックスではなく塗り薬のみになりますが、薬剤師のいる薬局やドラッグストアで購入可能です。口唇ヘルペスの再発であることを伝えれば購入できますので、再発が多い場合はあらかじめ市販薬を常備しておくのもいい方法です。